相模人形芝居は、江戸時代中期頃に始まったと伝えられています。
江戸時代の終わり頃には、大阪の人形師 吉田朝右衛門が指導していたといわれ、
厚木市林の福伝寺には朝右衛門の墓碑があります。
林座の人形は、三人遣いで、江戸系の鉄砲差しという操法を特徴としており、現在でもこれを継承しております。
林座は、長谷座と共に、昭和28年県指定文化財となり、昭和45年に国指定、昭和55年に国の重要無形民俗文化財指定を受けました。 国指定を契機に、それ以前にも増して、座長を中心に座員一同が結束し、伝統芸能の保存、継承に井取り組み、今日に至っております。
現在は、定期公演のほかにも、地元神社の祭礼、老人ホームの慰問や厚木市教育委員会主催による、小中学校での郷土芸能普及公演など、 活発に活動し、相模人形芝居の振興に努めております。
又、毎週の練習を欠かさず、技芸の向上、後継者の養成にも力を入れております。